※お使いのPCブラウザ等の環境によっては実際の商品と色合いが異なる場合がございます。
※着用画像・使用イメージ画像は基本的に作家本人です。
「揺れることは生きること」
▪️サイズ:たて約3.4cm × よこ約2.3cm
※ミリ単位の誤差がある場合があります。
▪️ことばの記録:
蝋燭のように迷いながら燃える炎と、
バーナーのように揺れない青い炎。
答えはきっと、
どちらにも、どちらにも。
▪️素材について:
赤の色を十分に引き出すため、通常のクリスタルではなく無鉛クリスタルガラスを使用しています。
赤は、他の色よりも繊細で、揺らぎやすい色。
この素材は、その色の変化や濃淡、奥行きを丁寧に映し出し、
小さな気泡の中に、燃えるような光と温度が宿ります。
▪️装いについて:
この深い赤は、感情のニュアンスを秘めながらも、凛とした存在感を持つ色。
白やグレー、黒などのシンプルな装いに映えるのはもちろん、
生成りのリネンや、カーキ・ネイビーなどのナチュラルカラーにも柔らかく溶け込みます。
特別な日のアクセントにも、日常の小さな決意にも。
身につけることで、自分の中にある揺らぎや迷いさえ、静かに肯定してくれるような一滴です。
▪️"光"の扉:
感情が揺れるということは、不安定さのなかにとどまること。
でもそれは、答えを求めて問いつづけている証でもあります。
赤い炎の揺れは、そのまま「感情が動いている光」でもありました。
この雫が静かに呼応していたのは、
始まりや兆し、感情の光と影、問いの途中にある光景。
──それは、光の扉と深く響き合いました。
▪️特別になるとき:
制作の過程で、ときおり訪れる瞬間があります。
技術、デザイン、そして偶然が重なり合い、
自分たちの手を離れたような、静かな調和が生まれるとき。
この雫に込めたのは、「揺れながらも燃えつづける」という、誰もが持つ感情の姿です。
赤い炎の揺れは、不安定さでありながら、「感情が動いている証」。
その揺れの中には、自分自身の本音、痛み、願いが含まれています。
「揺れる=問いつづけていること」。そしてその問いの中にこそ、
生きている実感と、答えの種が潜んでいるのではないでしょうか。
今回、この雫をマスターピースとして選んだもう一つの理由は、
私たちのドロップに多く見られる“渦模様”をあえて打ち消すように、
何度もねじり直し、炎とガラスのバランスを見極める中で生まれた、特別な表情にあります。
技術や意図を超えて、どこか感情そのものの揺らぎを映し出すようなこのかたちは、
まるで、赤い炎の迷いがガラスの中に染みこんだようでもありました。
静かに揺れて、確かに燃えている。
そんな心の奥のひかりを映した一滴です。
▪️ご注文に関して:
在庫をアトリエのギャラリーと共有しているため、ご注文後に在庫切れが発生する場合がございます。ご注文作品の在庫確認後、在庫切れの場合はメールにてご連絡いたします。
大切にそして手間をかけてひとつひとつ手作りしています。
同じものは 2つとありません。
▪️ピアスオプションについて:
ペンダントとセットで、14KGF(14金ゴールドフィルド)フックのピアス、またはイヤリングをお作りするオプションもご用意しております。制作に2週間程度のお時間をいただきますが、ペンダントにぴったりと寄り添うかたちでお仕立ていたします。
ご希望の場合はご注文時にお知らせください。
ドロップ作品は、毎年『Drops Chronicle(ドロップス・クロニクル)』として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
このクリスタルが纏う光と色のうつろいを、映像でどうぞ。