※お使いのPCブラウザ等の環境によっては実際の商品と色合いが異なる場合がございます。
※着用画像・使用イメージ画像は基本的に作家本人です。
※耐熱・強化ガラスではございませんので、食器洗浄・乾燥機、電子レンジや熱いものとのご使用は避けてください。
Hearts of Fire「Origin(オリジン)」
▪️サイズ:高さ:約25.5cm
底面直径:約8cm
重さ:925g
※写真は近日追加いたします(2025.07.13)。
▪️ことばの記録:
底からゆっくりと立ち上がる色彩が、最後にたどり着いたのは赤。
それはまるで、命のはじまりを思わせるような、根源的な色の流れ。
この花瓶に満ちているのは、「かたちになる前の熱」。
“Origin(オリジン/起源)”という言葉が浮かんだのは、この赤が、ただ燃えているのではなく、何かが始まろうとしている色に見えたからでした。
▪️素材について:
Hearts of Fire(心の炎)シリーズ
強く、でも静かに。
赤やオレンジ、黄色は、硝子の中で最も気まぐれな色たち。
それでも私たちは、この色をあきらめずに追いかけてきました。
感情のかけらのようなひとつの色が、空間に気配を生む。
「Hearts of Fire」は、そんな色と心を閉じ込めたシリーズです。
このシリーズでは、すべての作品に「無鉛クリスタル」を使用しています。
一般的なクリスタルガラスでは、赤や橙、黄色といった暖色系の発色が難しく、
火加減や冷却のわずかな違いで、色が沈んだり、濁ったりしてしまいます。
特に赤は黒や茶色へと変わりやすく、美しさを安定して表現することは極めて困難です。
だからこそ、発色の美しさは、素材の選定・制作の緻密さ・経験の積み重ね、
そのすべてが結晶となったもの。
ひとつひとつの色が、ほんとうに“咲く”瞬間を待ち続けて生まれた作品たちです。
▪️暮らしのなかで:
この花瓶は、ひとつの「重心」として空間に置かれることを想定しています。
リビングの一角や玄関ホール、光の差す窓辺など、視線が自然と集まる場所に置いていただくと、空間に深みと静けさが宿ります。
とくに白や木の質感を基調とした部屋では、ガラスの透明感と赤の芯が際立ち、まるでそこが家の“心臓部”のように感じられるかもしれません。
何も飾らなくても成立する存在感がありますが、枝ものやドライフラワーなど、形のしっかりした植物を合わせると、より一層この花瓶の「起源」の物語が膨らみます。
見るたびに、色彩が生まれてくる過程を感じる。
そんな精神的なゆらぎと再生のイメージを、日々の中に置いてみてください。
▪️ご注文に関して:
在庫をアトリエのギャラリーと共有しているため、ご注文後に在庫切れが発生する場合がございます。ご注文作品の在庫確認後、在庫切れの場合はメールにてご連絡いたします。
大切にそして手間をかけてひとつひとつ手作りしています。
同じものは 2つとありません。
グラスウェア作品は、毎年『Scene Chronicle(シーンクロニクル)』として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
クリスタルが纏う光と色のうつろいを、映像でどうぞ。