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※着用画像・使用イメージ画像は基本的に作家本人です。
「不透明の中の透明 - 混ざり合う、世界。その三」
▪️サイズ:たて約3.5cm × よこ約2.3cm
※ミリ単位の誤差がある場合があります。
▪️ことばの記録:
終わりの光が、
はじまりの色を連れてくる。
▪️素材について:
このドロップは、シリーズの中でもっとも穏やかで、光の“収束”を感じさせる構成です。
不透明の白がやわらかく包み込み、その奥にブルー、ピンク、グリーンが漂っています。
それぞれの色は強く主張せず、
まるで呼吸のリズムのように、ゆっくりと明滅を繰り返しています。
光はまず表面で和らげられ、奥の透明層へと静かに届きます。
そのとき、わずかな遅れを伴って生まれる“返ってくる光”。
この重なりが、見る人の目の奥に音のないハーモニーを残します。
不透明のなかにある透明は、
消えることでも濁ることでもなく、異なる光が溶け合って“ひとつ”に帰る瞬間の記録かもしれません。
「終わりの光が、はじまりの色を連れてくる」──
この作品は、その言葉のとおり、
過去と未来、記憶と再生がひとつに重なった瞬間を映しているような。
▪️装いについて:
このペンダントは、静かな調和を生み出す“まとめ”の役割をもつジュエリー。
前二作の動きや流れをすべて包み込むように、
どんな装いにも余韻のある透明感を加えてくれます。
ホワイトトーンのコーディネートに合わせると、光と同化し、まるで「内側から輝いている」ような印象。
ネイビーやブラックなどの深い色には、光を柔らかく弾き返し、落ち着いた気品と静けさを添えます。
淡いブルーグレーやオートミールのようなニュアンスカラーと合わせると、
ペンダントの中に眠る色が呼吸を始め、装い全体が“ひとつの風景”になります。
マットなニットや起毛素材とは、冬の柔らかい空気のように調和し、
艶やかなシルクやリネンとは、光と影のコントラストが生まれます。
この作品は「主役を引き立てる透明」。
ひとつのスタイルの中で余白をつくる、静かな力をもったアクセサリーです。
▪️光の扉:
消えることと生まれることが、同時に存在しているかのようです。
不透明の層が光をやわらげ、奥の透明がその光を少し遅れて返すことで、
まるで過去の残光が未来の輝きへとつながっていくように見える。
その「時間の往復」が、この作品の中心にあります。
異なる色がすべての主張を終えたあと、
そこにはただ光だけが残り、静かな明るさが広がる。
それは、これまでの“混ざり合う世界”が訪れる最後の地点であり、
同時に新しい始まりの兆しでもあります。
このドロップの“静かな光の往復”こそが、光の扉と呼応しました。
▪️ご注文に関して:
在庫をアトリエのギャラリーと共有しているため、ご注文後に在庫切れが発生する場合がございます。ご注文作品の在庫確認後、在庫切れの場合はメールにてご連絡いたします。
大切にそして手間をかけてひとつひとつ手作りしています。
同じものは 2つとありません。
▪️ピアスオプションについて:
ペンダントとセットで、14KGF(14金ゴールドフィルド)フックのピアス、またはイヤリングをお作りするオプションもご用意しております。制作に2週間程度のお時間をいただきますが、ペンダントにぴったりと寄り添うかたちでお仕立ていたします。
ご希望の場合はご注文時にお知らせください。
ドロップ作品は、毎年『Drops Chronicle(ドロップス・クロニクル)』として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
クリスタルが纏う光と色のうつろいを、映像でどうぞ。






