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※着用画像・使用イメージ画像は基本的に作家本人です。
「ブルーアワーの運河に届いたチェコの夜」
▪️サイズ:たて約3.3cm × よこ約2.2cm
※ミリ単位の誤差がある場合があります。
▪️ことばの記録:
朝が連れてくる青と、
遠い国の夜が残す青。
そのふたつが、静かに重なる。
▪️素材について:
25年以上前に一目惚れして購入した、
チェコ製デッドストックの希少コバルトロッドを主に使用しています。
濃い青の中に、金属的な深みと光が静かに潜み、
角度を変えるたびに夜と朝の境界のような色が揺らぎます。
そして──
光に透かしたときだけ現れる“わずかな紫”。
写真では捉えきれないその紫は、
夜明け前の空や、日の入り後のマジックアワーが
ほんの数分だけ見せる、儚い気配にとてもよく似ています。
ぜひ指先でふっと空に透かし、
この青にひそむ“目には見えにくい時間”を探してみてください。
光と時間のあわいを閉じ込めた、一点だけの色です。
▪️装いについて:
深く澄んだ青は、冬の装いに静かな重さを添え、
白・黒・グレー・ネイビーなどの落ち着いた色と調和します。
一方で、光に透かしたときにだけ見える紫が、
肌の上で小さなニュアンスとして立ち上がるため、
“ただの青ではない、美しい奥行きのある青”
として印象づけてくれます。
コートやニットの季節には存在感があり、
逆に春の薄い装いの中では透明層が軽やかさをもたらし、
一年を通して使える万能性があります。
“指で光に透かしながら身につける”
そんな楽しみ方ができるのも、このドロップの魅力です。
▪️星の扉:
星の扉は、
夜の静けさ・祈り・距離・儚い光・永遠と刹那の交わり
をテーマにしています。
このドロップの青は、
ただのコバルトではなく、
光に透かしたときだけ現れる“紫の気配”を持っています。
それはまるで──
夜が終わりきる前にだけ現れる色、
あるいは、太陽が沈みきった後に残る光の余韻。
“消えていく光”と“始まろうとする光”が
ひとつの滴の中で重なっている。
その曖昧で静かな瞬間は
星の扉が持つ
「見えない光にそっと触れる感覚」
と深く響き合い、この作品を星の扉へと導きました。
▪️ご注文に関して:
在庫をアトリエのギャラリーと共有しているため、ご注文後に在庫切れが発生する場合がございます。ご注文作品の在庫確認後、在庫切れの場合はメールにてご連絡いたします。
大切にそして手間をかけてひとつひとつ手作りしています。
同じものは 2つとありません。
▪️ピアスオプションについて:
ペンダントとセットで、14KGF(14金ゴールドフィルド)フックのピアス、またはイヤリングをお作りするオプションもご用意しております。制作に2週間程度のお時間をいただきますが、ペンダントにぴったりと寄り添うかたちでお仕立ていたします。
ご希望の場合はご注文時にお知らせください。
ドロップ作品は、毎年『Drops Chronicle(ドロップス・クロニクル)』として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
クリスタルが纏う光と色のうつろいを、映像でどうぞ。






