※お使いのPCブラウザ等の環境によっては実際の商品と色合いが異なる場合がございます。
※着用画像・使用イメージ画像は基本的に作家本人です。
※耐熱・強化ガラスではございませんので、食器洗浄・乾燥機、電子レンジや熱いものとのご使用は避けてください。
Hearts of Fire「Nina(ニーナ)」
▪️サイズ:高さ:約22cm
底面直径:約7.5cm
重さ:658g
※写真は近日追加いたします(2025.07.13)。
▪️ことばの記録:
その声は、深紅のような濃さで、
一滴の涙のような、内にこもる力強さがあった。
燃えるようで、祈るようで。
怒りと癒しが、同じ色で語られていた。
▪️素材について:
Hearts of Fire(心の炎)シリーズ
強く、でも静かに。
赤やオレンジ、黄色は、硝子の中で最も気まぐれな色たち。
それでも私たちは、この色をあきらめずに追いかけてきました。
感情のかけらのようなひとつの色が、空間に気配を生む。
「Hearts of Fire」は、そんな色と心を閉じ込めたシリーズです。
このシリーズでは、すべての作品に「無鉛クリスタル」を使用しています。
一般的なクリスタルガラスでは、赤や橙、黄色といった暖色系の発色が難しく、
火加減や冷却のわずかな違いで、色が沈んだり、濁ったりしてしまいます。
特に赤は黒や茶色へと変わりやすく、美しさを安定して表現することは極めて困難です。
だからこそ、発色の美しさは、素材の選定・制作の緻密さ・経験の積み重ね、
そのすべてが結晶となったもの。
ひとつひとつの色が、ほんとうに“咲く”瞬間を待ち続けて生まれた作品たちです。
▪️暮らしのなかで:
この深紅のガラスには、
感情の奥に火を灯すような静けさがあります。
書斎の一角や、白い壁の近く、あるいは夕暮れの光が届く窓辺など、
色に敏感な空間に置けば置くほど、
この赤は、心のなかに深く入り込んでくるような。
音楽を聴く時間や、ひとりで考えごとをするとき。
沈黙のなかにある熱を思い出させてくれるような存在として、
この花瓶は、暮らしの感受性をひらいてくれるかもしれません。
▪️ご注文に関して:
在庫をアトリエのギャラリーと共有しているため、ご注文後に在庫切れが発生する場合がございます。ご注文作品の在庫確認後、在庫切れの場合はメールにてご連絡いたします。
大切にそして手間をかけてひとつひとつ手作りしています。
同じものは 2つとありません。
グラスウェア作品は、毎年『Scene Chronicle(シーンクロニクル)』として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
クリスタルが纏う光と色のうつろいを、映像でどうぞ。