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YUKIE GLASS / ONE OF A KIND
Kosamiris|コサミリス 小雨に咲く虹の花
ABOUT THIS PIECE
この作品について
小雨がまだ降っているうちに空にかかる、淡い虹。その色を細く高く伸ばした、高さ29.5cmのクリスタルガラスの器です。
表面にはあざみの棘を思わせる凹凸が縦に連なり、首は色の流れに任せて、作為のない自然な線を描いています。
▪️サイズ:
高さ 29.5cm
奥行 6cm
重量 664g
▪️名前の由来:
Kosamiris(コサミリス)は、「小雨(kosame)」と、虹を表す「iris(イーリス)」を重ねた名前です。
晴れきる前の空、まだ細かな雨が降っているうちに現れる虹。その淡くにじむような色合いを、この器はガラスのなかに抱えています。雨と光が同時にある、ほんの短い時間の色を名前に残しました。
▪️作品の紹介:
この器でいちばん大切にしたのは、縦方向の立体感です。思い描いたのは、あざみの花。触れるとちくりとしそうな、あの棘のある姿を少しだけ表したくて、本体にも凹凸をつけて仕上げています。正面から眺めると縦に連なる起伏が目に入り、角度を変えるたびに、その凹凸が色の濃い部分と淡い部分をつくり分けていきます。
上へ細く伸びる首の部分は、形を決めつけず、色がなりたい形に任せて伸ばしたものです。そのため、どこにも無理のない、ひと筆で引いたような流れのある線になりました。本体の凹凸と、首のなめらかな線。ひとつの器のなかに、張りつめた表情とやわらかな表情が同居しています。
着想の奥には、『星の王子さま』に登場する一輪の花があります。棘を持ちながらも、王子さまがガラスの覆いをかけて大切に守っていた、あの花です。ガラスは、小さな子どもが手を伸ばすと、大人が思わず「触ったらダメ」と声をかけてしまう素材でもあります。この器を前にすると、自然と手つきがゆっくりになり、静かに扱いたくなる。その感覚も含めて、作品の一部だと考えています。
▪️素材について:
素材はクリスタルガラスです。この器では、表面の凹凸ひとつひとつが光の受け方を変えるため、虹色が一面に均一に広がるのではなく、起伏に沿って細かく分かれて見えます。くっきりとした七色というより、雨粒越しに見る虹のように、色同士の境目がやわらかく溶け合っているのがこの個体の表情です。
高さ29.5cmに対して重さは664g。手に取ると、細身の見た目よりも確かな重みを感じていただけます。
▪️暮らしのなかで:
奥行6cmの細身の姿は、窓辺や棚の一角など、限られた場所にもすっと収まります。朝のやわらかな光の時間には色が淡く澄み、日が傾くころには凹凸の陰影が深くなって、縦の立体感がいっそう際立ちます。
高さがあるぶん、座ったときにも立ったときにも視線に入りやすく、部屋の中に一本の細い虹が残っているような存在になります。通りかかるたびに少し足をとめて、その日の光で色を確かめる。そんな付き合い方が似合う器です。
▪️ご注文に関して:
こちらの作品は、在庫をアトリエと共有しております。ご注文のタイミングによっては在庫切れとなる可能性がございます。その場合は、メールにてご連絡いたします。
発送は、ご入金確認後から5営業日以内を目安としております。
一つひとつ手作りのため、同じものは二つとございません。
▪️Scene Chronicleについて:
グラスウェア作品は、毎年「Scene Chronicle(シーンクロニクル)」として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
▪️映像へのリンク:
クリスタルに生まれる光と色のうつろいを、映像でどうぞ。
